政界に飛び込んだ元レッズ守護神 市議として目指す第2の夢

都築龍太が政界へ「現役中はセカンドキャリアを考えるよりも信頼関係を築け」

「僕ね、現役の選手にはセカンドキャリアのことを考えずに、サッカーに集中してほしいと思ってるんですよね」
 プロサッカー選手として14年間ゴールマウスを守り続けた男は、当時と変わることのない力強いたたずまいで、そう言葉を発した。
「あっ、でもそんなことを言っちゃうと、この企画が成り立たなくなっちゃいます?」
 今度はこわもてのイメージからは程遠い、柔らかく愛らしい表情で笑ってみせた。
引退後のことを考えながらサッカーやってる選手なんていないと思うんですよね。引退するギリギリまでがんばるもの。でもいつか辞める時が来た時に、 どれだけ仲間がいるか、大事なのはそこですよ。しっかりとした人間関係を築いていれば、その人たちが必ず力になってくれるもの。だから現役選手には、セカンドキャリアをどうこう考えるんじゃなくて、信頼できる大切な仲間をつくってほしいなと思うんですよね」
 都築龍太は、さいたま市緑区より出馬した4月の市議会議員選挙で当選を果たし、4年越しの念願をかなえた。前出の都築の言葉はまさに、この4年間で自身が実感したことでもある。

 

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