日本代表初選出の堂安、フローニンゲン監督が覚醒に期待 「まだ本当の姿を見ていない」

A代表に初選出されたフローニンゲンMF堂安【写真:Getty Images】
A代表に初選出されたフローニンゲンMF堂安【写真:Getty Images】

バイス監督は今季開幕戦でゴールを挙げた堂安に期待「いくつかの苦労を抱えている」

 オランダ1部フローニンゲンのMF堂安律は、9月シリーズで森保一監督率いる日本代表に初選出された。東京五輪世代のエースとしても期待される20歳は、今季開幕戦でいきなりゴールを挙げたが、ダニー・バイス監督は「我々はまだ本当の姿を見ていない」とさらなる覚醒に期待している。オランダ紙「Dagblad van het Noorden」が報じた。

 オランダ挑戦1年目で9得点4アシストを挙げて強烈なインパクトを残した堂安は、今季から背番号を「7」に変更。8月12日のリーグ開幕戦では、フィテッセに1-5と大敗を喫したなか、一時同点となるチーム第一号ゴールを決めて存在感を示した。

 しかし、フローニンゲンは25日の第3節デ・フラーフスハップ戦(1-0)で今季リーグ戦初勝利を挙げたものの、ここまで1勝2敗で16位と苦戦中。巻き返しおいては堂安の爆発は必要不可欠だ。バイス監督もキーマンの一人として期待しているようだ。

「我々はまだ本当の姿を見ていない。彼はいくつかの苦労を抱えていて、自分の役割や将来に疑問符がついていると思う。(DF)デヨファイシオ・ゼーファイクと(MF)ルドフィト・ライスがいれば、彼は背後15メートルを気にする必要がなくなる」

 堂安は今季4-2-3-1の右サイドハーフを主戦場としているが、右サイドバックのゼーファイク、ボランチのライスのサポートを得て、より攻撃的にプレーさせるプランを示唆している。

 8月30日の日本代表メンバー発表で、初めてフル代表に選出された堂安。念願の舞台を経て、今後どのような進化を見せていくのか注目だ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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