クロップ監督、エジルのスケープゴート化を非難 「誤報の典型例」「誇張して報じられている」

(左から)リバプールのクロップ監督、ドイツ代表からの引退を表明したMFエジル【写真:Getty Images】
(左から)リバプールのクロップ監督、ドイツ代表からの引退を表明したMFエジル【写真:Getty Images】

トルコ大統領との会談をきっかけに人種差別被害に遭い、ドイツ代表引退を表明

 アーセナルのMFメスト・エジルは、自身のツイッターで人種差別を理由にドイツ代表からの引退を表明して波紋を広げた。しかし、リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督は「小さなことが誇張されている」と擁護している。ドイツテレビ局「Sport1」が報じた。

 ロシア・ワールドカップ(W杯)前、エジルは同じくトルコ系のMFイルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・シティ)とともに、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と会合の場を持ち、エルドアン陣営のAK党がその写真を公表。ドイツではエルドアン大統領がトルコ国内で行った政治的弾圧が大きく非難されており、その大統領と面会した二人には批判的な視線が向けられることになった。二人の忠誠心を疑い、代表から外すべきだという声を上げた政治家もおり、国を巻き込んでの騒動に発展した。

 その後、ドイツはW杯本大会で史上初の1次リーグ敗退を喫した。“戦犯”扱いされるなか、エジルは公式ツイッターで声明を発表し、ドイツサッカー連盟(DFB)のラインハルト・グリンデル会長を名指ししてDFBからサポートを得られなかったことを告白。「人種差別され、見下されているという感情を抱いたまま」代表でプレーすることはもうないと、事実上の代表引退を表明した。

 エジルのコメントは代表で同僚だったMFトニ・クロース(レアル・マドリード)をはじめ、各方面から反発を受けた。バイエルンのウリ・ヘーネス会長に至っては「何年もひどいプレーしかしてこなかった」と攻撃し、「彼のような選手がアーセナルで主将を務めるのは奇跡だ」と嫌味を口にしていた。

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