英2部クラブが奇策 アウェー用ロッカールームをピンク色に変更、専門家の見解は?

イングランド2部のノーリッジが、ある“奇策”を実行した(写真はイメージです)【写真:Getty Images】
イングランド2部のノーリッジが、ある“奇策”を実行した(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

ノーリッジが闘争心を萎えさせる奇策 ラテンジャック博士は効果を認めるも…

 イングランド2部のノーリッジが、ある“奇策”によって相手チームの競争心を萎えさせ、試合で優位に立とうとしているようだ。英公共放送「BBC」が伝えている。

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 記事によると、ノーリッジは本拠地キャロウ・ロードにあるビジター用のロッカールームを「濃いピンク色」に塗り上げたという。ピンクには、男性ホルモンの一種で闘争心などを促進させる働きのあるテストステロンの値を下げ、気分を落ち着かせる作用があると言われている。

 サフォーク大でスポーツ心理学の専任講師を務めるアレクサンドル・ラテンジャク博士は、「ピンクには効果がありますが、色そのものによってではなく、子供のころの体験と関連して効果があるのです」と前置きしたうえで、「ピンク色がテストステロンの値を下げることは事実であり、監督はそのアドバンテージを戦術にどう活かすか、まさに知っているはずです」とも述べている。

 心理的に相手を萎えさせ、優位に事を運ばせようと考えたのは、ノーリッジが最初ではない。アメリカのアイオワ大も、アメフトチームが相手チームより優位に試合を進められるよう、アウェー用のロッカールームをピンク色に塗ったことがあるという。

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