メッシが“グラウンダーFK弾”含む2ゴール! 王者バルサ、リーガ連覇へ3-0快勝発進
アラベスを一蹴、先制点はクラブのリーグ通算6000点のメモリアル弾
バルセロナはアンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)が去って初の公式戦を、エースの技巧的な一撃で勝利を手繰り寄せた。現地時間18日にリーガ・エスパニョーラ開幕節バルセロナ対アラベスが行われ、キャプテンFWリオネル・メッシが絶妙なグラウンダーFKなどで2得点を挙げ、3-0で勝利。連覇へ向けて勝ち点3スタートとなった。
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バルサはイニエスタが去ったインサイドハーフに、MFイバン・ラキティッチとともにMFセルジ・ロベルトをスタメン起用。3トップはFWリオネル・メッシ、FWルイス・スアレス、左サイドにFWウスマン・デンベレが先発した。
序盤から本拠地カンプ・ノウでゲームを支配するバルサ。前半37分にはメッシが自ら受けたファウルからペナルティーエリア右45度、約23メートルの位置から直接FKを左足で放ったもののクロスバーを直撃。その直後にはメッシとFWルイス・スアレスのパス交換から抜け出たFWウスマン・デンベレが相手GKと1対1になったが、シュートを防がれるなど、前半はスコアを動かすことはできなかった。
この状況にエルネスト・バルベルデ監督は、後半開始からDFネルソン・セメドに代えてMFフィリペ・コウチーニョをピッチに送り出す。左サイドのDFジョルディ・アルバがたびたび敵陣深くまで切り込むなど攻勢をさらに強めたが、なかなかゴールを割れなかった。
嫌なムードを打ち砕いたのはやはり、メッシだった。後半19分、再び自らの突破で得たゴール正面約20メートルのFK。キッカーを務めるのはメッシ。壁と相手GKが頭上を越されるのを警戒するなか、メッシが選んだのは壁の下。グラウンダーの一撃で打ち抜き、このゴールでバルサはリーガ通算6000ゴールの節目を達成した。
1-0と先制したバルサはその直後にメッシがポスト直撃のシュートを放つなど、攻撃が活性化。その後イニエスタの「8番」を継いだMFアルトゥールも途中出場を果たした。後半38分には3トップの位置に入ったコウチーニョが、得意の左サイドからのカットインシュートで追加点。試合終盤には新加入のMFアルトゥール・ビダルを起用する余裕を見せる。
そして後半アディショナルタイムには、ルイス・スアレスからのパスをメッシが絶妙の胸トラップから相手マーカーを吹っ飛ばし、冷静にゴールを射抜いて勝負あり。今季もメッシ健在をアピールする快勝発進となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)