渦中のイブラ、かく語りき 「PSGの存在を世界に知らしめる時だ」

衰えぬ野心

 これまでにアヤックス、ユベントス、インテル、バルセロナ、ミラン、そしてPSGと名門を渡り歩いたイブラヒモビッチは、過去12年間で、実に11度もチームを頂点に導いている(2004-05、05-06シーズンはユベントスでセリエA連覇を果たすが、カルチョ・スキャンダルにより後にタイトル剥奪)。まさに優勝請負人として知られる希代のストライカー は、すでに33歳とベテランの域に到達したが、チームとしてだけでなく個人としてもさらに成長をできると主張、衰えぬ野心を明かしている。
「まだまだ向上していきたい。さらに成長できると感じているからね。もし、成長できないと感じる日が来たら、それがプレーを辞めるときだ。私は自分の名前や功績だけを誇ってプレーするような選手にはならない。自分のやるべきことを続けていきたい。だからこそ、厳しい練習をこなし、結果を残し続けたいと思っている。それが全てだ。結果を残し、ファンのみんなをハッピーにしたい。彼らがハッピーでいられるのなら、私は大きなステージで戦い続けることができる」
 イブラヒモビッチはパリという街、そしてクラブやファンへの大きな愛情を語 った。この夏、多くの移籍に関するうわさが流れ、その一挙手一投足に注目が集まっている。古巣ミランが熱烈なアプローチを送るが、カリスマ的人気を誇る長身ストライカーはフランス王者での成功に照準を合わせているようだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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