渦中のイブラ、かく語りき 「PSGの存在を世界に知らしめる時だ」

「私はPSGの選手だ」

 パリ・サンジェルマン(PSG)のFWズラタン・イブラヒモビッチの未来は、一体どこにあるのだろうか。同選手はミランへの復帰や、マンチェスター・ユナイテッドへの移籍が報じられる中、米「ESPN」のインタビューに応じ、今後のキャリアの展望や自身の底知れぬ野望について語っている。
 スウェーデン代表FWは「契約はまだ1年残っている。私はPSGの選手だ。ここでハッピーだよ」と語り、移籍について否定するような発言を残している。
「常に多くの(移籍に関する)話がされている。興味を持たれることはうれしいが、私はPSGの選手だ」
 イブラヒモビッチは2012年 にイタリアのミランからフランスへと移籍した。4年目を迎える花の都・パリでの暮らしも大変気に入っている様子だ。
「私はここでの3年間で多くの仕事を成し遂げてきた。ファンタスティックなチームで素晴らしい選手たちと一緒にプレーできている。そして、私が住んでいるパリは世界最高の街だ。ここでの生活をエンジョイしているよ」
 2011年にカタールからのオイルマネーを得たPSGは資金力を武器に大型補強を続々と実現させてきた。イブラヒモビッチはこうした改革によるチームの発展をイングランドの強豪チェルシーの成功になぞらえている。
「私たちのクラブは多額の投資を行い、大きな変化がもたらされた。まだ世界最高のクラブというわけではなく、そのうちの一つにすぎない 。しかし、10年前のチェルシーは我々と同じケースだった。(ロマン・)アブラモビッチ会長がクラブを買収し、多額の投資を行い、現在のようなチームとなった。しかし、それにも時間が掛かった。私たちのプロジェクトも3、4年の時間が掛かっているが、今年は(イブラヒモビッチが加入して)4年目だ。その存在を世界中に知らしめている」

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