「ドライブシュート再現」と海外称賛! ヤングなでしこMFが“キャプテン翼級”30m弾

決勝弾を叩き込んだMF林穂之香【写真:Getty Images】
決勝弾を叩き込んだMF林穂之香【写真:Getty Images】

U-20W杯アメリカ戦、MF林穂之香の圧巻弾で勝利 日本の人気漫画に引っ掛けて絶賛

 “ヤングなでしこ”の愛称を持つU-20女子日本代表のゴールが脚光を浴びている。U-20女子ワールドカップ(W杯)が現地時間8月5日にフランスで開幕し、日本は6日にグループリーグ初戦でアメリカと対戦。日本の20歳MF林穂之香(セレッソ大阪堺レディース)が決勝弾を叩き込んだなか、海外メディアは「日本人女性がキャプテン翼のドライブシュートを再現」と絶賛している。

 初のU-20W杯優勝を狙う日本は難敵のアメリカと初戦で激突。両者の実力は拮抗し、後半途中まで0-0のまま推移したなか、後半31分に均衡を破る一撃が生まれた。

 相手陣内でこぼれ球を拾った日本のMF林が、相手ゴールまで約30メートルの位置から思い切りよく左足を振り抜く。相手の最終ラインを超えて飛び上がったボールは山なりの軌道から落ち始め、クロスバーをかすめてそのままネットを揺らした。相手GKも反応したが、上空から襲った一撃を止めることはできず、これが決勝弾となり1-0で日本が勝利を収めている。

 日本の人気漫画「キャプテン翼」に引っ掛けて報じたのは中国メディア「新浪体育」の香港版だ。「日本とアメリカは同程度の強さで、後半31分まで膠着状態に陥った。林のシュートは空中に舞い上がり、ゴール前で落ちた。アメリカGKはこの“ドライブシュート”の軍門に下った」と言及。さらに「日本人女性がキャプテン翼のドライブシュート再現」と手放しで称えている。

 “キャプテン翼級”として脚光を浴びた林のスーパーゴールで白星発進の日本は、9日の第2戦でスペイン、13日の第3戦でパラグアイと対戦する。グループリーグを突破した場合、16日か17日に準々決勝、20日に準決勝、そして24日に決勝と続く。

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