ユベントスFWジョレンテ急浮上

　マンチェスター・ユナイテッドを率いるルイス・ファン・ハール監督は、今夏の移籍市場でストライカー獲得を示唆している。その謎の存在が話題を呼んできたが、獲得候補がユベントスのFWフェルナンド・ジョレンテである可能性が浮上していると、英地元紙「ミラー」が報じている。
　
　バイエルンのFWロベルト・レバンドフスキや、トーマス・ミュラーなど多くのビッグネームの名前が獲得候補として挙げられてきた。特にミュラーに関しては、移籍金1億ユーロ（約135億円）という超高額オファーが報じられており、現在大きな注目が集まっている。
　しかし、ファン・ハール監督は新たなストライカーについて「メディアが書いている選手ではない」と発言したことで、さらなる臆測が広まっていた。記事によれば、すでにジョレンテの身分照会を済ませ、オファーを送ったとも報じられている。
　
　2年前にイタリア王者ユベントスに加入したジョレンテは、初年度こそセリエAで34試合16得点と活躍したが、昨季は出場31試合7得点に終わった。バルセロナとのUEFAチャンピオンズリーグ決勝では、出番がわずか5分間だったこともあり、出場機会を求めての移籍が取り沙汰されている。そして、最近ではレアル・マドリードも獲得を狙うと報じられるなど、30歳の元スペイン代表はこの夏の注目株の一人となっていた。
　
　昨季のストライカー陣からロビン・ファン・ペルシー、ラダメル・ファルカオらが抜け、主将ウェイン・ルーニー以外にセンターフォワードが不在のユナイテッド。ジョレンテは今オフ、新婚旅行で日本を観光していた。和の心を持つ195センチの長身ストライカーが、ファン・ハール監督の隠し球となるかもしれない。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images