トッティが明かすレアル移籍話 ローマ愛で残留を決断した過去

カシジャスの境遇に無念さ

 

 ワン・クラブ・マンであることに誇りを示す一方、愛着深いクラブを去ることになったもう1人のレジェンドについて、無念さを明らかにした。レアルからポルトに移籍したスペイン代表GKイケル・カシジャスだ。
「不運にも僕も起こってしまったことを目の当たりにした。悲しくて残念なことだ。彼は偉大な選手で、偉大な人間だ。マドリードの象徴だ。起きたことは相応しくない。ラウルと同じような扱い? クラブのシンボルだった2人が離脱するのだから、クラブ内に問題があるのかもしれない」
 カシジャス、そして、かつてのラウルの去り際のレアルの冷淡さに、トッティは悲しみを感じている。10年以上前にレアルに移籍しないという決断を下した。9月に39歳となるが、いまだにセリエA屈指の名手として、ローマのバンディエラとして敬意と愛情をサポーターから浴び続けている。スタディオ・オリンピコで浴びせられる巨大な歓声こそが、トッティの選択の正当性を証明しているのかもしれない。

 

「心のままに選択したんだ」
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