インテル長友、悲痛な余剰人員 「放出の必要がある選手」

伊地元紙「長友とヴィディッチを売らなければいけない」

 インテルの日本代表DF長友佑都が、青黒のウェアとミラノに別れを告げる日が本格的に近づいている。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」がインテルの今季補強戦略をリポートし、長友は「放出する必要がある選手」と余剰人員とされている。
 インテルはキエーボに所属していたボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFズカノビッチ争奪戦でサンプドリアに敗れた。インテル残留を熱望している長友と同じ左サイドバックの獲得失敗だっただけに、ダイナモの残留への追い風になるかと見られたが、クラブ側は左サイドでさらなる補強に動いている。
 現在のターゲットは、アトレチコ・マドリードのDFギリェルモ・シケイラと、チェルシーのDFフェリペ・ルイスの2人。優先順位はシケイラが上だということだが、獲得失敗後にすぐさま2人をリストアップした動きには左サイド補強へ向けたインテルの執念が感じられる。
「インテルは買い物をする前に、長友とヴィディッチを売らなければいけない」という、長友にとって厳しい一文でレポートは締めくくられている。昨季故障に苦しみ、万全ならば攻守に左サイドを制圧できるダイナモだが、2016年6月に契約満了となるために、インテルが移籍金を手にするにはこのタイミングで放出するしかない。
 副キャプテンを任せられるに至った長友だが、インテルでは絶体絶命の窮地に追い込まれている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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