CL決勝で痛恨ミスのリバプールGKカリウス “史上最高額”アリソン加入で退団検討

アリソンの移籍を受け、リバプールの正GKを務めてきたカリウスが退団を検討しているという【写真:Getty Images】
アリソンの移籍を受け、リバプールの正GKを務めてきたカリウスが退団を検討しているという【写真:Getty Images】

95億円でアリソン獲得、窮地のカリウスは移籍の可能性示唆「まだ時間は残っている」

 イングランドのリバプールが今夏、ゴールキーパー(GK)としては世界史上最高額の6500万ポンド(約95億円)でブラジル代表アリソン(←ローマ)を獲得した。このアリソン加入を受けて、これまでリバプールの正GKを務めてきたロリス・カリウスが退団を検討しているという。英紙「テレグラフ」が伝えた。

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 2016年5月に470万ポンド(約7億円)でマインツからリバプール移籍を果たしたカリウスは、昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝のレアル・マドリード戦で不用意なスローイングから先制点を献上。さらに、相手FWのミドルシュートを弾ききれずに背後へ逸して決定的な3点目を許し、大きな批判を受けた。

 大舞台で失態を犯したカリウスだったが、今月行われた英4部相当のトレンメア・ローヴァーズFCとのテストマッチでもキャッチミスから相手に押し込まれて失点するなど、不安定なプレーが続いている。

 そんななか、ユルゲン・クロップ監督はローマからアリソンを獲得。この決断にショックを受けたカリウスだったが、さらに同監督はアリソンが新たな正GKになるだろうと公言しており、カリウスは窮地に追いやられている。

 自身を取り巻く状況を受けて、カリウスは「もちろん、僕にとってはパーフェクトじゃないよ。でも、そのことについて僕から言えることはない」と言及。そのうえで「(移籍マーケット終了までは)まだ時間は残っている」と退団の可能性も示唆した。

 イングランドの移籍市場は8月9日に閉じるが、国外クラブへの移籍であれば同31日まで可能となっている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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