伝説の“サソリ男GK”イギータがお騒がせ サポーターに衝撃のパンチを浴びせ話題に

伝説の“サソリ男GK”イギータ氏がサポーターに衝撃パンチを見舞った【写真:Getty Images】
伝説の“サソリ男GK”イギータ氏がサポーターに衝撃パンチを見舞った【写真:Getty Images】

ゴール裏を歩く際に詰め寄った観客の挑発に怒り心頭

 南米のサッカー強豪国の一つで、日本代表とも2大会連続でワールドカップ(W杯)で対戦したコロンビア。MFハメス・ロドリゲスやFWラダメル・ファルカオらを擁したロシア大会でもベスト16に進出する一方で、これまで数々の個性派フットボーラーを輩出してきたが、“サソリ男”の異名を取った元守護神が、観客をパンチングしてしまったと、スペイン紙「マルカ」が報じている。

 今回ひと悶着を起こしたのは、レネ・イギータ氏。1980年代から90年代にかけてコロンビアのゴールマウスを守り続けた。170センチ台前半の身長ながらゴールマウスに立ちはだかると同時に、イギータが世界的に注目されたのはその攻撃性だ。

 PKなどから8ゴールを記録するなど、当時としては類稀な足もとの技術を持つGKだった。またコースが甘めのシュートに対し、シャチホコのように飛び跳ね足の裏側でセーブするなど、“サソリ男”の異名を取って名を上げたイギータ氏だが、現在は同国の名門ナシオナルでGKコーチを務めている。

 そのイギータ氏だが、アメリカのヒューストンで行われたアメリカ・デ・カリとのエキシビションマッチ後、まさかの行動に出てしまった。ゴール裏手前を歩いていたイギータ氏に対して二人のサポーターが近づいて、なんらかの言葉を浴びせる。何かしらの挑発だったのか、イギータ氏は瞬間湯沸かし器のように怒りを沸騰させ、鋭いパンチがサポーターの顔面をとらえたのだ。

 まさかの一撃を食らったサポーターは、イギータ氏を指さして「今の見ただろ!?」と関係者に訴えかけることしかできなかった。

 かつて1990年イタリアW杯で相手をかわそうとドリブルした際にボールを奪われ、そのまま失点するというミスが語り草となっているイギータ氏だが、今回の“パンチング”も伝説のGKを語る上で欠かせない事件簿となるかもしれない。

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