スターリングがマンC強行移籍へ プレシーズンツアー帯同を拒否

「タイ、オーストラリア遠征にはいかない」

 リバプールのイングランドFWラヒーム・スターリングはプレシーズンツアーの帯同を拒否し、マンチェスター・シティへの移籍を強行しようと画策していると、英地元紙「デイリー・メール」が報じている。
 
 シティは若きイングランド代表FWに2度オファーを出している。1度目は3500万ポンド(約66億円)、2度目は4000万ポンド(約75億6000万円)という高額オファーを出したが、リバプール側はこれを固辞。移籍金を5000万ポンド(約94億5000万円)に設定しているという。
 
 リバプールの慰留の方針に対して、スターリングはプレシーズンツアーへの帯同を望まないと、すでにクラブに伝えたという。これまでに、大幅給与アップの盛り込まれた契約延長オファーを2度も固辞したスターリングは、リバプール退団を確実視されている。クラブの規律を乱す行為をあえて選択することで、シティ移籍を強行的に成立させる意図があるのではと、リポートされている。
 
 リバプールは、来週13日からプレシーズンが始動。翌14日にはタイ・バンコクへと渡り、アジアとオーストラリアを回るツアーをスタートさせる。リバプールは昨季6位で欧州チャンピオンズリーグ出場権を獲得できなかった不振脱却に向け、イングランド代表MFジェームズ・ミルナーやブラジル代表FWロベルト・フィルミーノら積極補強を敢行している。その一方で、今季リバプールのユニホームを着たスターリングの姿を見る可能性は低そうだ。

【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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