本田の定位置は? イブラヒモビッチのミラン行きが再燃

人員過多の前線

 ミランはここ数日で、コロンビア代表FWバッカ、ブラジル代表FWルイス・アドリアーノといった前線の実力者獲得を正式発表した。さらに、ユベントスのスペイン代表FWフェルナンド・ジョレンテへの興味を報じられている。中盤にもイタリア代表MFアンドレア・ベルトラッチを獲得したほか、オランダ代表MFナイジェル・デヨングの契約延長も発表された。会長の言葉をそのまま受け取れば、何人かの選手たちは余剰人 員として見なされていることになる。特に、中盤から前線に掛けては人員過多だと見るのが妥当だ。
 ミハイロビッチ新監督は「我々は、より野心的なプロジェクトを進めている。私は3バックを好まない。4-3-1-2が基本になる」と、会長が愛するトップ下を置くシステムで戦うことを明言。日本代表MF本田圭佑はミラン残留を熱望しているが、余剰人員の1人と分析するメディアもある。前線のタレントが充実する現状に加え、天上天下唯我独尊のスーパースター、イブラヒモビッチが奇跡の復帰を果たすとなれば、かなりの苦境に立たされることになりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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