本田の定位置は? イブラヒモビッチのミラン行きが再燃

カリスマ復帰で本田の居場所はあるのか

 今夏の移籍市場で連敗スタートを喫したミランだが、ここにきて大攻勢を掛けている。ついには一時、暗礁に乗り上げていたパリ・サンジェルマン(PSG)のスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの獲得話も再燃した。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」は、イブラヒモビッチがパリを離れることを決意し、早速、ミランのアドリアーノ・ガリアーニCEOが獲得への調整に入ったと報じた。
 また、イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、3日にミランのクラブハウスでシニシャ・ミハイロビッチ新監督の記者会見をライブ中継した。会見にはシルビオ・ ベルルスコーニ会長とガリアーニCEOも同席。その席でベルルスコーニ会長は「ここに30人か、31人の選手たちのリストがあるが、少し多すぎる。しかし、少ないよりはいいだろう」と非情なリストラの必要性を示唆。一方で、「イブラヒモビッチ? 来てくれるならもちろん迎え入れる」と喜々とした表情で語り、2012年シーズン以来のエース復活を心待ちにしていた。
 イブラヒモビッチに関しては、ベルルスコーニ会長の息子でイタリアの民放テレビネットワーク「メディアセット」の会長を務めるピエル・シルヴィオ・ベルルスコーニ氏も「強さ、個性、カリスマ性を持ち、ミランにとって理想的な選手だ」とスーパースターへの愛情を隠さない。2016年6月までPSGとの契約を残すイブラヒモビッチだが、1200万 ユーロ(約16億円)ともいわれる高額年俸はPSG側にとっても大きな負担だとしている。元イタリア首相の名物オーナーを父に持つピエル氏もイブラ獲得に関し、「経済的観点からは複雑な作業だ」と認めつつ、「多分、彼は戻ってくる」とカリスマ復帰をほのめかした。

 

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