ウクライナの注目株がEL連覇のセビージャへ移籍決定 CL見据え補強着々

移籍金ゼロの獲得で堅実補強

 セビージャは、ドニプロのウクライナ代表MFイェフヘン・コノプリャンカと移籍合意したとクラブの公式ウェブサイトで発表した。ウクライナ代表で45キャップを誇る同選手は現在、メディカルチェックを受けるためにセビージャを訪れている。6月でドニプロとの契約は満了を迎えていたため、移籍金は発生しない。
 今季ウクライナのドニプロはUEFAヨーロッパリーグ(EL)で決勝進出を果たすなど躍進。その中心にいたのが背番号「10」を背負ったこの25歳のドリブラーだった。昨季はドニプロで42試合に出場し、8得点を決めた。ドリブルだけでなく、キックの精度も高く、FKのキッカーも務めている。
 
 リバプールやトットナムなども獲得に動いていた注目株の争奪戦を制したのは、そのELでドニプロを下して2連覇を果たしたセビージャだった。先月スペイン代表デビューを飾ったMFアレイシ・ビダルがバルセロナへ、エースのコロンビア代表FWカルロス・バッカがミランへと、それぞれ移籍した。だが、ミランからフランス代表DFアディル・ラミを獲得。そのほかデンマーク代表MFミカエル・クローン=デリやチェルシーで出番のなかったFWガエル・カクタなど、堅実に補強を進めている。
 ELを制したことで、欧州チャンピオンズリーグへの出場権を獲得しているセビージャ。EL連覇に導いたウナイ・エメリ監督も続投が決まり、充実の陣容で新シーズンに臨むことになりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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