阪口が殊勲の決勝弾 左足ミドルで決めた

芸術的パスワークからのゴール

 なでしこジャパンMF阪口夢穂(日テレ)は23日(日本時間24日)、女子ワールドカップカナダ大会決勝トーナメント1回戦オランダ戦の後半33分、左足で華麗なミドルシュートを決めた。2-1での勝利に貢献し、試合後プレイヤー・オブ・ザ・マッチに見事選出された。
 「女性版バルセロナ」とまで称された2011年ドイツ大会を制覇した華麗なパスワークで勝負を決めた。1-0でリードして迎えた後半33分、途中出場のFW岩渕からFW大儀見にパスが渡ると、大儀見が相手を引き付けながらオーバーラップした宮間へヒールパス。宮間が中央にパスを戻すと、岩渕がこれをスルー。最後は走り込んだ阪口が左足で豪快なミドルシュートを決めた。
 「いいボールが来たら絶対に振り抜こうと考えていた」
 狙い澄ました一撃でリードを2点に広げると、祝福に駆け寄る同僚に抱きしめられながら、両手を天に大きく突き上げた。後半アディショナルタイムに守護神・海堀がまさかのミスで失点したために、この今大会初ゴールは大きな重みを持った。
 「先制点を取れたのはプラン通りだった。やっぱり後半押し込まれる時間があった。苦しかったですけど勝ててよかったです」
 今大会全4試合で1点差勝利。相手を圧倒することはできていないが、粘り強さ、勝負強さを発揮する王者らしい戦いで、チームは2大会連続で8強進出を果たした。
 なでしこジャパンは27日(日本時間28日)、エドモントンのコモンウェルススタジアムで行われる準々決勝でオーストラリアと戦うことになる。
 「試合が終わったばかり。帰ってみんなでオーストラリアを分析したい」
 声を弾ませた殊勲者は勝利の余韻に浸ることなく、早くも準々決勝の戦いに視線を移していた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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