移籍金は天文学的数字に

　マンチェスター・ユナイテッド移籍が取り沙汰されているレアル・マドリードのDFセルヒオ・ラモスだが、獲得に必要な金額はもはや天文学的な数字となっているようだ。衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
　伝えられているところによれば、ユナイテッドはレアルが熱望するユナイテッドのGKダビド・デ・ヘアとトレードする形で、ラモス獲得をを目指している。しかし、スペイン人ジャーナリスト、ギジェム・バラゲ氏はラモスの退団について、獲得に必要な資金の面から否定的な見方をしている。
「彼のバイアウトクルーズ(買い取り条項)は2億ユーロ(約278億円)だ。そして、大切なことはレアルが交渉を望んでいないし、ラモスを売却したいと思っていないことだ」
　2005年からレアルでプレーを続ける守備の要の価値は、簡単に手が届かないレベルに達しているようだ。バラゲ氏はさらに「ラモスは新たに契約を結ぶことを望んでいる。現在の契約は2017年までだが、本人も給与面を含めさらに良い待遇をしてもらえると感じているだろう」と語り、選手の残留を示唆している。
　さらにバラゲ氏は2016年夏でクラブとの契約満了を迎えるデ・ヘアの去就問題に関しては、少なくとも今夏中には決定すると予測しているが、交渉は長引きそうだとの見解を示している。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文　text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images