エース大儀見大会初ゴール なでしこJ、3連勝で1次リーグ首位突破

大儀見&永里、日本サッカー史上初の姉妹W杯同時出場

 なでしこジャパンは16日(日本時間17日)、女子W杯カナダ大会予1次リーグ第3戦、エクアドル戦を戦い、前半5分のFW大儀見優季(ヴォルフスブルク)の今大会初ゴールで1-0で勝利した。3連勝で1次リーグ1位突破を果たした。

 すでに決勝トーナメント進出を決め、引き分け以上で1位通過となった日本は、第2戦のカメルーン戦からスタメンを7人変更。佐々木監督が前日記者会見で予告した通り、GKには福元を起用。3戦それぞれで違うGKがスタメン出場する異例のローテーションを敢行した。また、ここまで出場がなかった北原をセンターバックに起用。同じく大会初出場の田中は初戦以来のスタメンに復帰した澤とダブルボランチを組んだ。

 これまでの2試合で16失点と守備に課題を残すエクアドルに対し、日本は開始早々から攻めたてる。5分、左サイドから宮間がアーリークロスを上げると、菅澤がニアサイドで競ったこぼれ球に大儀見が詰めて先制。「隣の人にゴールを決めてほしい」と試合前の公式記者会見で同席した佐々木監督からゴールを待望されていた、エース大儀見が今大会の初ゴールを挙げた。

 11人全員が自陣に下がって守備ブロックを作るエクアドルに対し、日本は両サイドを使って攻撃を仕掛けようとする。16分には大儀見からのパスを受けて右サイドを果敢に突破した有吉のクロスに宮間が頭で合わせたが、惜しくもクロスバーを直撃した。21分には宮間のコーナーキックに走り込んだ大儀見がヘディングシュートを放ったが、枠を外れた。

 ほぼエクアドル陣内でのハーフコートゲームの様相を見せる中、日本はなかなか追加点を奪えない。こう着し始めた戦況の中で澤が38分、田中が39分にミドルシュートを放つなどボランチ2人も積極的に攻撃参加したが、フィニッシュで精度を欠いた。70パーセントを超えるボールポゼッションで10本のシュートを放った日本だが、大量得点差勝利も期待された相手に前半は1-0で折り返した。

 佐々木監督は後半開始から北原に代えて上尾野辺を左サイドハーフに投入。田中がセンターバックに下がり、宮間がボランチへシフトした。同6分過ぎには左サイドバックの鮫島と上尾野辺のポジションを入れ替えた。

 前半同様に両サイドからの攻撃を狙う日本だが、単調なクロスが目立ち決定機を作り出すには至らない。逆に、同19分にはエクアドルの16歳MFレアルに日本の右サイド奥深くまで切り込まれて折り返しを許したが、中央のカバーに戻った上尾野辺がクリアして難を逃れた。

 追加点を狙いにいく日本は、同30分には大野に代えて永里をピッチへ。スタメン出場の大儀見と合わせて、日本サッカー史上で男女初の兄弟姉妹のW杯同時出場となった。その後も圧倒的にボールを保持する日本は、35分に菅澤との交代で岩渕をピッチへ。これで大会登録メンバーの23人全員がW杯のピッチに立った。

 その後も両サイドからのクロスとミドルシュートで攻めたてた日本だが、ゴール前に入り込んでシュートを放つことができない。こう着した試合状況を打破できないまま、試合は1-0で終了。グループリーグを3連勝で1位通過を決めた。

 決勝トーナメント初戦では23日にグループA、B、F組それぞれ3位の勝者と対戦することになる。なでしこジャパンは1次リーグ3試合全て1点差勝利。2011年ドイツ大会に続く2連覇に向け、1次リーグで攻撃面で多くの課題を残す結果になった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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