レアル主将ラモス、“殺害予告”で電話番号変更の事態 CL決勝のサラー負傷プレーで反感

レアル主将ラモス、“殺害予告”で電話番号変更の事態【写真:Getty Images】
レアル主将ラモス、“殺害予告”で電話番号変更の事態【写真:Getty Images】

CL決勝でラモスがサラーを倒し、左肩靱帯損傷で全治3週間の負傷

 レアル・マドリードのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスは、クラブのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇に導く偉業を成し遂げたメンバーの一員となったが、現地時間26日に行われたリバプールとの決勝では、相手エースのエジプト代表FWモハメド・サラーを負傷退場させてしまった。この一件の反響は大きく、セルヒオ・ラモスは携帯電話の番号を変えざるを得なくなったとスペインのラジオ局「カデナ・コーペ」が伝えている。

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 セルヒオ・ラモスが世界中を敵に回してしまったのは、CL決勝の前半25分のこと。サラーのドリブル突破を止めようと腕を絡めて止めようとしたところ、両者はそのままもつれ合い転倒。その際に腕を巻き込まれる形となったサラーは受け身が取れず左肩を痛め、涙をはばかることなくピッチを去ることになった。

 サラーはその後の検査で肩の靭帯の損傷と判明し、全治3週間ほどで復帰できることが判明した。ただリバプールの13年ぶりビッグイアー獲得が大きく遠のくともに、負傷の瞬間の痛がり方から、ロシア・ワールドカップ(W杯)出場すら危ぶまれると思われた。

 今季プレミアリーグ得点王で、W杯のメーンキャストになるはずだった“エジプト王”のサラーを負傷させたラモス。エジプト人弁護士が10億ユーロ(約1278億円)もの賠償金を求めて訴訟を起こし、欧州柔道連盟はツイッター上で“こんな危険なことは柔道でもしない”と発信するなど、大きな怒りを買ってしまうことになった。それは今も収まらず、ラモスの家族を含めてSNS上ばかりか、知らない電話番号から殺人の脅迫電話まで受ける事態にまで発展している。

 レアルと現地警察はこれを強く非難し、状況改善への努力を果たしているというが、その対策としてラモスは電話番号を変える羽目になってしまった。8年前の南アフリカ大会以来、二度目となるW杯優勝を目指すスペイン代表にとって、不動のキャプテンの周辺が騒がしいのはプラスとは言い難い状況だ。

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