香川真司の「センス」と本田圭佑の「影響力」 西野監督が“ダブルエース”に託したもの
ハリルホジッチ前体制では落選続くも、ロシアW杯の日本代表メンバー23人に選出
ついにロシア・ワールドカップ(W杯)に臨む日本代表メンバー23名が発表された。2014年ブラジル大会の主力メンバーを中心に比較的順当な選考となった。そのなかで、西野朗監督自らが行った視察後に「厳しい」と語っていたMF香川真司(ドルトムント)、そしてFW本田圭佑(パチューカ)が選出された。指揮官は日本代表の“ダブルエース”として、4年前のW杯も経験している二人がメンバー入りを果たした理由を記者会見で明かしている。
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香川は今回のW杯メンバー入りとなるか否かが、最も注目される選手の一人だった。代表で常にエースナンバーの10番を背負い、2010年南アフリカW杯後の日本代表で常に中心選手としてプレーしてきた。しかし、負傷もあり昨年10月以降、バヒド・ハリルホジッチ前監督体制では落選が続いていた。
西野監督になって復帰を果たす形となったが、2月10日のハンブルガーSV戦で左足首を負傷して以降は約3カ月間戦線から離脱。ブンデスリーガ最終節で約15分間プレーしただけと、実戦感覚に不安を残すなかで代表に合流していた。
就任直後の欧州視察を終えた西野監督は、香川の状態について「厳しい状況なのは彼自身も感じていると思う」と正直な感想を述べていた。
31日の会見で改めて当時のことを聞かれると、「5月に入ってですね。ヨーロッパに入って視察して、その日が彼(香川)にとってコンディションの良くない日だったようで」と振り返っている。