レアルが史上初のCL3連覇! ベイルのオーバーヘッド決勝弾でリバプールを3-1撃破

敗れたリバプールはGKカリウスのミスから痛恨の2失点

 後半開始早々、レアルにビッグチャンスが訪れる。相手ゴール前でボールがこぼれたところ、イスコがシュートを放ったものの、ボールはクロスバーに阻まれた。

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 ただ同6分、レアルに幸運が転がる。最終ライン裏に出たボールをリバプールGKカリウスがスローしたところ、ベンゼマが足を出しボールの軌道を変える。それがそのままゴールへと吸い込まれると、得点が認められる。歓喜のベンゼマらレアルイレブンの一方で、リバプール陣営は猛抗議。だが得点が取り消されることなく、レアルが1-0と先制に成功した。

 しかしリバプールはここで意気消沈しなかった。4分後、右CKからFWマネのシュートが突き刺さり、1-1の同点に追いついた。

 リバプールの反撃ムードが高まるなか、衝撃的な一撃を決めたのは同16分から途中出場のレアルFWベイルだった。同19分、マルセロが右足クロスを上げると、ゴールを背に向けた状態でベイルはオーバーヘッドキックを選択。これがゴール右隅に突き刺さりレアルが勝ち越し。ピッチに入ってわずか3分の大仕事に、リバプールサポーターが詰めかけたスタジアムは静寂に包まれた。

 リバプールは同24分にカットインからマネがポスト直撃のシュートを放つなど、再び反撃に転じた。しかし、ベイルの潜在能力が再び火を噴く。同38分、左サイドから強引に放ったベイルのシュートが無回転気味に飛んでいく。キャッチを選択したGKカリウスだったがボールを弾いてしまい、無情にもゴールに吸い込まれて3-1。試合が決定づいた瞬間だった。

 このリードをレアルは最後まで集中力を切らさずに守り切り、ジネディーヌ・ジダン監督の下に三たびビッグイヤーがもたらされた。

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