西野監督がW杯直前の関心の低さに危機感 「代表があまり良い形で報じられていない」

西野監督が、W杯直前の関心の低さに危機感を露わにしている【写真:Getty Images】
西野監督が、W杯直前の関心の低さに危機感を露わにしている【写真:Getty Images】

逆風のなかで迎える初陣のガーナ戦へ「結集した力を作っていきたい」

 日本代表の西野朗監督はロシア・ワールドカップ(W杯)開幕まで約3週間となるなか、日本国内での代表チームへの関心の低さに危機感を露わにしている。

 千葉県内で行われた代表合宿開始前のミーティング、日本サッカー協会の田嶋幸三会長のスピーチに続き、西野監督も選手に語りかけた。

「ミーティングでは集まって会長の激励もあった。その後……何を話しましたっけ?」と、スピーチ内容の質問にいきなりボケてみせた指揮官。だが、日本代表の現状には危機感を示している。

「いろいろな形で最終的なキャンプに入ってきた。ワールドカップというところを捉えるよりは、まずはチームを整える。(最近は)代表チームの活動・試合があまり良い形で報じられていない。関心が少し薄れた。代表はどうなのかというなかで、ワールドカップを迎える。ガーナ戦を迎えて、ワールドカップに出場できる。ワールドカップを見据える前に、代表チームとしての、劇的とは言いませんけど、新しい体制のなかでのゲームを見せようと」

 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が電撃解任され、技術委員長として支えていた西野氏が監督に就任した。日本国内での代表への懐疑論や、関心自体が薄れてしまったという実感が指揮官にはあるという。逆風の中で迎える就任1カ月足らずでの西野体制の初陣。劇的な変化を見せることはできないが、新体制の色を示したいと指揮官は語っている。

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