レアルファンに“キエフの悲劇” 2800km以上の移動で2000人以上がチケット返却へ

2000人以上がチケット返却へ、その原因となっているのは開催地ウクライナ・キエフへのアクセスの悪さだという【写真:Getty Images】
2000人以上がチケット返却へ、その原因となっているのは開催地ウクライナ・キエフへのアクセスの悪さだという【写真:Getty Images】

航空券は15万円以上、車でも34時間以上かかる陸路移動がネックに…

 レアル・マドリードは現地時間26日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝に臨み、リバプールと欧州一のタイトルを争う。しかし、その決勝を前に熱心なサポーターがチケット返却に動いているという。英紙「ミラー」が報じた。

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 その原因となっているのは開催地ウクライナ・キエフへのアクセスの悪さだという。

 決勝戦に向けてレアルサポーター向けに用意されたチケットは1万2802枚。準決勝のバイエルン戦後から始まったこのチケット争奪戦では、2万4000人以上のシーズンチケットホルダーが抽選に応募したと言われている。

 しかし、チケットを手にした人のうち約2200人のサポーターが、チケットを返却せざるを得ない状況だという。試合の観戦チケットを手にできても、キエフへの航空券がすでに1000ポンド(約15万円)以上かかることが一つの障害となっている。

 なかにはマドリードからキエフまで車での遠征を考えているサポーターもいるようだが、いくら地続きとはいえ直線距離で1700マイル以上(約2870km)離れている。34時間以上もかかるという陸路移動も大きなハードルとなっている。

 また、スタジアム周辺のホテルの値段も高騰。試合を楽しみに待つサポーターにとっては、過酷な遠征を強いられることは避けられないようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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