プラティニがポグバの移籍金高騰にボヤキ 「1億ユーロの選手などいない」

140億円は高すぎる!?

 UEFA会長のミシェル・プラティニ氏が、フランス代表のユベントスMFポール・ポグバの移籍金1億ユーロ(140億円)という設定額について、「値せず」と一蹴した。イタリア衛星放送「スカイ・イタリア」で語った。
 ユベントスと、フランス代表として活躍し、「将軍」と称されたプラティニ氏は直系の後輩ポグバについて高く評価している。レアルマドリードの若きセンターバックとともに、称賛の言葉を贈った。
「ポグバは、フランスフットボール界の明るいホープだ。彼が来年、ユベントスにいるかは知らないが。あれはラファエル・バランとともに偉大な選手だ 」
 しかし、一方で、期待の高さなのか、苦言も呈している。
「彼が世界最高選手になるというのはまだまだ先の話だ。彼はとても若い。だが、1億ユーロに値する選手は誰もいない。金は金で、あれば費やすものなのだろうが。私はいくらだったか? 何もない。私は契約期間満了で移籍したのだからね」
 ユベントスは、ポグバの移籍金を140億円と設定。パリ・サンジェルマンやバルセロナなど、メガクラブが獲得に乗り出していると、地元メディアは報じている。だが、プラティニ氏は、その価値に値する選手はいないと指摘。ポグバの将来と、高騰の一途をたどるフットボール界の移籍金を憂う様子だった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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