「最優秀プレーメーカー」のデ・ブライネ、“変則ダブルタッチ”→股抜きの美技炸裂

デ・ブライネは、相手マーカーを手玉に取る圧巻のテクニックを披露した【写真:Getty Images】
デ・ブライネは、相手マーカーを手玉に取る圧巻のテクニックを披露した【写真:Getty Images】

相手マーカーを手玉に取る圧巻テクニックで見せ場 「目を奪った」

 マンチェスター・シティは現地時間13日のリーグ最終節サウサンプトン戦で、後半アディショナルタイムに決勝点を奪って1-0と劇的勝利を収め、プレミア新記録となる勝ち点100に到達。司令塔のベルギー代表MFケビン・デ・ブライネも今季リーグ最多の16アシストで「年間最優秀プレーメーカー」に輝いた。試合中には“変則ダブルタッチ”での股抜きを披露するなど、卓越したテクニックを発揮し、「パーフェクト」「キング」と称賛されている

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 シティは敵地での最終戦に挑むも、日本代表DF吉田麻也らサウサンプトンDF陣の粘り強い守備を崩し切れず、スコアレスのまま時間だけが過ぎていく。スコアレスドローが濃厚かと思われた後半アディショナルタイム、デ・ブライネのパスに反応したブラジル代表FWガブリエル・ジェズスが右足でシュートを突き刺し、1-0で勝利を飾った。

 デ・ブライネは後半26分にも見せ場を作っていた。シティはサウサンプトンに攻め込まれていたが、デンマーク代表MFピエール=エミル・ホイビェアのドリブルをブラジル代表DFダニーロがカット。こぼれ球にデ・ブライネとサウサンプトンMFオリオル・ロメウが詰め寄るが、一瞬早く触ったデ・ブライネが右足裏でボールを引くと同時に、左足インサイドに当てて相手の股の下を通し、イングランド代表FWラヒーム・スターリングにつなげた。その後、カウンターはファウルによって止められたが、まさに“超絶”の股抜きだった。

 米スポーツ専門テレビ局「ESPN」の選手採点では、「本来のゴールデンスタンダードには達していなかった」と本調子ではないとしながらも、「目を奪った」と10点満点中7点評価。デ・ブライネが自身の公式ツイッターで勝ち点100到達を祝う投稿を行うと、「ベストプレーヤー」「伝説的」「キング」「パーフェクト」「天才プレーメーカー」と称賛が並んだ。

 2015年のシティ加入から3年、ジョゼップ・グアルディオラ監督の下で真の世界的なプレーメーカーとして名を上げたシーズンとなった。

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