名将ベンゲル、アーセナル本拠地ラストマッチで万感の5-0完勝 「全ての人々に感謝」

アーセナルを今季限りで退任するベンゲル監督【写真:Getty Images】
アーセナルを今季限りで退任するベンゲル監督【写真:Getty Images】

バーンリーに5発快勝、公式戦通算ホーム415勝目で締めくくる

 アーセナルを今季限りで去るアーセン・ベンゲル監督が、本拠地ラストマッチを鮮やかなゴールラッシュで飾った。現地時間6日に行われたプレミアリーグ第37節バーンリー戦に5-0と快勝。英公共放送「BBC」によると、試合後にはアーセナルへの感謝を口にした。

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 22シーズンにわたる長期政権を“ガナーズ”で築き上げたベンゲル監督にとって、この試合が本拠地エミレーツ・スタジアムでのラストマッチとなった。近年はスタンドに解任を要求するファンの姿もあったが、この日は「メルシー・アーセン」など功績を称える横断幕が数多く並び、試合前にはアーセナルだけでなくバーンリーの選手や審判団も花道を作って、名将をピッチへと迎え入れた。

 試合は前半14分、アーセナルらしい小気味いい右サイドの崩しからFWピエール=エメリク・オーバメヤンが先制ゴールをゲット。これで勢いに乗ると順調に得点を積み上げ、後半30分にオーバメヤンがこの日2点目となる得点で5-0とし、名伯楽への餞別とした。

「BBC」によれば、ベンゲル監督にとってこれが公式戦通算606試合目となるホームゲームで、415勝目(120分71敗)を挙げた。そのうちプレミアリーグのホームゲームでは286勝を挙げており、これを上回るのはマンチェスター・ユナイテッドの黄金期を築き、現在は脳出血により闘病中のアレックス・ファーガソン元監督の305勝だけだという。指揮官も試合後、「完璧なロボットでない限り、何も感じないことは難しいだろう」と、本拠地ラストマッチを感慨深げにこう語っている。

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