VARに“抜け穴”!? イタリア・ダービーの「幻の3回目」に潜むイエロー適用外のリスク

ガイドラインではVAR使用は一発退場の判断のみ

 一方で、このタイミングでVARを導入することはできないという。確かに、ピアニッチはすでに1枚のイエローカードを受けており、ここでイエローカードが出るかどうかは退場に関わるものになる。しかし、国際的にサッカーのルールを定めるIFAB(国際サッカー評議会)によるVARのガイドラインでは、一発退場になるかどうかの判断でしかVARは使用できない。つまりイエローカードが議論されるこのプレーではVAR適用外で、「幻の3回目」になったことになる。

 VARは国際大会ではすでにFIFAクラブワールドカップ(W杯)で使用され、今年のロシアW杯本大会で導入されることが決まっている。Jリーグでも2020年の導入を目指して研修がスタート。そうした意味では、日本にとっても今後より理解を進めなければいけないものだ。

 VAR制度の“抜け穴”となってしまった2枚目のイエローカードは、この試合の行方に大きな影響を与えたと言えそうだ。

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