采配裏目の浦和が札幌に0-2完敗 槙野退場、後半開始で“3枚替え”も3分で那須負傷し9人に

前半に先制点を許した後に槙野が痛恨の一発退場

 浦和レッズは全てが裏目に出る展開で、コンサドーレ札幌とのアウェーゲームで敗戦を喫した。前半に先制点を許すと、DF槙野智章が一発退場。ハーフタイムに3選手を一気に交代したものの、わずか3分で投入したDF那須大亮が負傷によりプレー続行不可能となって9人となり、後半終了間際にも追加点を許して0-2で敗戦した。

 浦和はFWラファエル・シルバが出場停止になったところに、FW李忠成が負傷から復帰。FW興梠慎三、FW武藤雄樹と合わせた「KLMトリオ」を復活させた。一方の札幌は、今月加入し“タイのメッシ”の異名を持つタイ代表FWチャナティップ・ソングラシンが、リーグ戦での初スタメンに名を連ねた。

 ゲームは浦和がボール保持率を高める展開になったが、札幌が得意のセットプレーでゲームを動かす。前半32分、DF福森晃斗の左CKを、ボールが空中にある間に浦和DF槙野智章とのポジション争いに勝ったFW都倉賢が強烈なヘディングシュートを叩き込んだ。札幌は押され気味の展開のなかで先制に成功した。

 すると、ここから浦和に次々と苦しい状況が訪れる。同37分、槙野が札幌の縦パスをカットした勢いで攻撃参加しようとしたが、都倉と接触。このプレーそのものは都倉のファウルだったが、槙野は起き上がり際に左足で都倉の顔面を蹴ってしまった。札幌ベンチ前での行為に、控え選手やスタッフなども含めて騒然となったが、佐藤隆司レフェリーはアシスタントレフェリー、第4審判と確認した上で、槙野の行為が悪質なものと判断。槙野にレッドカードを提示して退場処分とした。

 

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