リバプールがプレミア屈強のFW獲得に向け、ランバートをトレード要員に?

ベンテケ獲得を見据えるリバプール

 リバプールがアストン・ビラFWクリスティン・ベンテケ獲得に向け、FWリッキー・ランバートをトレード要員とする方針であると英地元紙「デイリー・ミラー」が報じている。

 ベンテケは昨年4月にアキレス腱を断裂し、長期離脱を強いられた。しかし、シーズン途中で復帰すると、リーグ戦13得点を決め、降格圏に低迷していたチームを残留に導いた。

 リバプールは、FA準決勝の対戦でもゴールを許したベンテケに対し、長らく関心を寄せてきた。しかし、チェルシーも退団が決定しているFWディディエ・ドログバの後釜にベンテケ獲得を画策していると伝えられており、今夏での争奪戦が激化すると予想される。

 一方のアストン・ビラはエースの放出を拒む方針だというが、ビッグクラブへの流出は避けられないとする見方も強い。そこで今冬に、同選手の移籍に備えてリバプールでベンチを温め続けたランバートの獲得に乗り出していた。

 1月での移籍は成立しなかったものの、リバプールはベンテケ獲得を熱望していることから、ランバートをトレード要員とする方針を報じられており、アストン・ビラ側もエースの穴を埋める即戦力を確保できることから、交渉の席につく可能性が高いという。得点力不足に最後まで苦しんだリバプールは来季の強化に向けて、プレミア屈強ストライカー獲得に本腰を入れることになりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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