本田は「パチューカのハート&ソウル」 優勝決定プレーオフ出場のキーマンに浮上

優勝決定プレーオフ出場のキーマンに、本田が浮上している【写真:Getty Images】
優勝決定プレーオフ出場のキーマンに、本田が浮上している【写真:Getty Images】

本田の豪快ミドル弾などでラグーナ戦に勝利 優勝決定プレーオフ圏内の8位浮上 

 日本代表FW本田圭佑がプレーするリーガMX(メキシコリーグ)は、後期リーグも残り2試合。上位8チームで争われる優勝決定プレーオフ「リギージャ」の出場権を懸けた争いが熱を帯びている。パチューカは現地時間14日の第15節サントス・ラグーナ戦(3-1)で、本田が豪快ミドル弾を含む1得点1アシストと強烈なインパクトを残して8位に浮上したが、米ニュースサイトは「ホンダはパチューカのハート&ソウル」とチームの象徴的存在として報じられている。

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 本田はラグーナ戦の前半24分、右サイドのペナルティーエリア手前で縦パスを受けると、対峙したマーカーとの間合いを見極め、ドリブルで中央にカットイン。相手二人がブロックとシュートコースを消しにかかる動きを見せるなか、左足を一閃して強烈な一撃をゴール左上に突き刺した。

 本田は前半30分にも、絶妙な40mスルーパスを通してゴールを演出。最終的に3-1で勝利する原動力となった。スペイン紙「AS」が「天下一品のゴール」「皇帝に敬服」と称えるなど海外メディアで大きく取り上げられたが、その反響はいまだ続いている。

 米ニュースサイト「blasting news」は「ホンダがパチューカをリギージャに向けて先導する」とレポート。記事では、優勝決定プレーオフ争いの最中にあるパチューカについて「後期は攻撃力トップ(29得点)ながら、ディフェンスはワースト3位タイ(12失点)」と指摘しつつ、「そのなかでケイスケ・ホンダはこのチームのハート&ソウルだ」と称えている。

「日本代表戦士は今季のリーグベストプレーヤーの一人だ。(後期)7得点7アシストとパチューカに完全にフィットしている」

 加入1年目ながら、後期リーグは得点とアシストでいずれもチームトップ(リーグでも9位タイと2位)を記録し、チームの“心臓”として奮闘していると高評価を受けた本田。7位ティフアナから16位グアダラハラまで勝ち点6差に10チームがひしめく大混戦のなか、“背番号02”は残り2試合(ケレタロ戦、アトラス戦)でパチューカを勝利に導けるか注目が集まる。

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