アーセナル、リヨンの2選手獲得に約112億円を用意か

フランスの新鋭獲得へ

 プレミアリーグのアーセナルは、リヨンに所属するフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットと、MFナビル・フェキルの獲得を画策しているようだ。英地元紙「デイリー・スター」が報じている。
 記事によれば、アーセナルは先週のリヨン対ボルドー戦に、チーフスカウトのスティーブ・ローリー氏を派遣。今季、フランス・リーグアン2位のリヨンをけん引する2人の代表戦士に熱視線を送っている。
 1991年生まれで23歳のラカゼットは、今季のリーグ・アンで27得点を挙げ、年間最優秀選手に選出された。すでにリバプールからの興味も報じられるなど、この夏獲得に動くクラブは多そ うだ。
 アーセナルには同じくフランス代表のオリビエ・ジルーがエースに君臨する。しかし、それに続く頼れるFWが不在というのも事実だ。ラカゼットは、左右両足から放つ正確なシュートと、スピードとフィジカルを生かしたドリブルを得意としている。ジルーとは違ったタイプのFWで、貴重なオプションとなりそうだ。
 一方、アルジェリアにルーツを持つ21歳のフェキルは、高いボールテクニックが自慢の攻撃的MF。得点とアシスト両面での貢献が可能で、テクニシャンぞろいのアーセナルの中盤に厚みをもたらす存在として期待が掛かる。
 アーセナルは2人の逸材確保に向け、合計6000万ポンド(約112億円)と大枚をはたく構えのようだ。だが、リヨンのジャン・ミシェル・オラス会長はクラ ブの中心である両選手の放出を拒む姿勢を見せている。移籍へのハードルは決して低くないが、今季も逃したプレミアリーグのタイトル奪取へ、積極的な動きを見せている。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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