パリ・サンジェルマンが、レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドに移籍金1億2500万ユーロ(約162億円)というサッカー史上最高額の移籍金で獲得のオファーを出す可能性が浮上している。スペイン地元紙「マルカ」が報じている。 PSGを率いるカタールの石油王アル・カリファ会長はフランスリーグ3連覇を果たしたが、自国リーグに止まらない栄光を獲得するための補強として、ロナウド級のタレントを切望しているという。 UEFAの設定したファイナンシャル・フェアプレーに抵触し、巨額の罰金を支払っているが、CR7獲得に向けて162億円という史上最高額の移籍 金を準備し、財布のひもをさらに緩めるつもりのようだ。 しかし、レアルのフィオレンティーノ・ペレス会長にはロナウド放出の意図はないという。本拠地サンティアゴ・ベルナベウで今後数年にわたり活躍すると評価されているが、残留を無理強いするつもりはないともいわれている。唯一の絶対残留の選手は、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルだという。 今季リーグ得点王となることが濃厚なロナウド自身はクラブの強化方針を聞いた後、去就について決めるという。「年俸よりも計画に興味を持つ」と、マルカ紙が指摘するなど、ロナウドは飽くなき野望をたぎらせるオイルマネーの強豪に移籍するのだろうか。大きな注目が集まる。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部● 文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images