バルセロナが、アーセナルのMFアーロン・ラムジーを5000万ポンド(約90億円)の移籍金で獲得に動く可能性が急浮上している。英地元紙「サン」が報じている。 バルセロナは、未成年のEU圏外の外国人選手獲得に関する規定に抵触し、2016年1月まで補強を禁止されている。だが、ここにきてラムジー獲得に対する動きが表面化した。17日にオールド・トラッフォードで行われたマンチェスター・ユナイテッド戦にバルセロナはスカウトを派遣。既にウェールズ代表MFを今季10度も視察しており、5月30日のFAカップ決勝アストン・ビラ戦にもスカウトを派遣するという。 バルセロナは現在補強禁止処分中だが、レアル・マドリード、アトレチコ・マドリード、ビジャレアル、バレンシアも同様に規定抵触を指摘されており、FIFAに現在処分軽減を訴えているもようだ。 元スペイン代表MFシャビ・エルナンデスがカタール1部アル・サッドに移籍するため、来季以降中盤の補強の必要性が高まっている。 ラムジーは契約を4年残している。そのため、バルサはアーセナルとの移籍で合意後、来年1月の補強解禁までアーセナルに期限付き移籍の形でいったん戻す可能性もあるという。 【了】 サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images