FIFAがW杯でのPK成功率「80%」に注目 「忘れられない一撃」に選出したのは?

FIFA選出「ワールドカップPK名場面集」(写真はイメージ)【写真:Getty Images】
FIFA選出「ワールドカップPK名場面集」(写真はイメージ)【写真:Getty Images】

本大会開幕まで80日を記念して特集、ジダンの“パネンカ”を称賛

 ロシア・ワールドカップ(W杯)本大会の開幕まで残り80日となった26日、国際サッカー連盟(FIFA)公式サイトが「80」という数字に着目してW杯のデータを特集した。

 その特集の主役は「PK」だった。1930年に第1回大会が行われ、88年の歴史を持つW杯において、試合中に与えられたPKの成功率が80%なのだという。

 そのなかで同サイトは、「忘れられないものもある」として、2006年ドイツ大会の決勝でフランス代表MFジネディーヌ・ジダンが決めたPKを取り上げている。前半7分にフランスがPKを獲得すると、スポットに向かったのはジダンだった。世界最高峰のGKであるイタリアの守護神ジャンルイジ・ブッフォンと対峙したジダンは、素早い助走とは対照的なまでに右足だけをゆっくりと振った。キッカーから見て右上方向に飛んだチップキックはブッフォンの逆を突き、クロスバーに当たってゴール内へ。歴史に残る“パネンカ”として、今も語り継がれる伝説の一撃となった。

 その一方で、同点ゴールを許したフランスは延長戦に入ると、ジダンが相手DFマルコ・マテラッツィにボールと関係ない場面で頭突きをして退場処分に。後にマテラッツィが挑発したなど様々な話題を呼んだが、PK戦の末にイタリアが優勝を果たした。二重の意味で、PKが歴史に残った決勝戦だと記している。

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