「選手の立場を考えてみて」 本田圭佑が語る“日本サッカー進化論”「前に進んでいる」

激増した欧州組「次のフェーズに行ってますよね」

 今遠征メンバーを見ると欧州組は11人。GKではメス(フランス)の川島永嗣、DFではガラタサライ(トルコ)の長友佑都、追加招集となったハンブルガーSV(ドイツ)の酒井高徳、MFではフランクフルト(ドイツ)の長谷部誠、アンデルレヒト(ベルギー)の森岡亮太、ヘタフェ(スペイン)の柴崎岳、そしてFWではケルン(ドイツ)の大迫勇也、ヘント(ベルギー)のFW久保裕也、デュッセルドルフ(ドイツ)の原口元気と宇佐美貴史、ポルティモネンセ(ポルトガル)の中島翔哉がリストに名を連ねている。

 その他にも、ハリル体制で招集された欧州組は少なくない。DF吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)、DF酒井宏樹(マルセイユ/フランス)、MF香川真司(ドルトムント/ドイツ)、MF乾貴士(エイバル/スペイン)、FW岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)、FW浅野拓磨(シュツットガルト/ドイツ)、FW武藤嘉紀(マインツ/ドイツ)、FW南野拓実(ザルツブルク/オーストリア)など実力者がひしめく。

 2010年当時と2018年現在では、日本代表を取り巻く選手の立場が大きく異なると本田は主張する。実際、欧州組は激増しており、「前に日本は進んでいるし、進まなきゃいけないし、進みながら結果を出さないといけない」という。日本人が欧州でプレーするのは今や常態化している。そうした時代的な流れを踏まえつつ、本田は「そこに行ってるので、次のフェーズに行ってますよね」と説明を加えた。

「やろうと思えばやれる選手がヨーロッパで証明してきている。それは2010年の時とは明らかに違う」

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