ネイマール不在のブラジル代表、開催国ロシアを撃破 後半一気に3ゴールで決着

ブラジル代表は開催国のロシア代表に3-0で完勝【写真:Getty Images】
ブラジル代表は開催国のロシア代表に3-0で完勝【写真:Getty Images】

ミランダの先制ゴールをきっかけに、コウチーニョ、パウリーニョと立て続けに得点

 今年6月のロシア・ワールドカップ(W杯)に向けて現地時間23日に各地で国際親善試合が行われ、ブラジル代表は開催国のロシア代表に3-0で完勝した。

 ブラジルは前半の立ち上がりにFWガブリエル・ジェズス(マンチェスター・シティ)が決定機でシュートをセーブされると、その後は5バックで守備ブロックを作るロシアを攻めあぐねた。前半30分過ぎには逆にロシアにペースを握られたが、失点は許さず0-0のままハーフタイムに突入した。

 後半はブラジルが本体の試合巧者ぶりを発揮する。13分にコーナーキックからDFチアゴ・シウバ(パリ・サンジェルマン)がヘディングで叩いたシュートはGKにセーブされるも、こぼれ球をDFミランダ(インテル)が押し込んで先制。同16分には左サイドを起点にした攻撃でDFマルセロ(レアル・マドリード)がインサイドプレーで中央に上がり、そこからのスルーパスを受けたMFパウリーニョ(バルセロナ)が倒されてPKを獲得。それをMFフィリペ・コウチーニョ(バルセロナ)が蹴り込んでリードを広げた。

 さらに後半21分には、ペナルティーエリア内の右サイドでMFウィリアン(チェルシー)が縦に突破し、そこからのクロスをパウリーニョが頭で押し込んで3点目と、一気に試合を決定づけた。

 その後はロシアが攻勢に出る場面もあったものの、ブラジルは両センターバックが立て続けにゴール内でクリアを見せるなど最後まで集中力を切らさず。エースのFWネイマール(パリ・サンジェルマン)が故障で不在のなか、3-0でロシアを破った。

 開催国ロシアは、本大会で躍進が期待される一方で、強豪国との差も浮き彫りになった。27日には強豪フランスと対戦するが、どこまで渡り合うことができるだろうか。一方でブラジルは同日に前回王者ドイツの対戦を迎え、こちらも注目の一戦になる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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