「怖い選手になりたい」 ノジマMF田中陽子、2018年の“攻撃宣言”に込められた思い

ノジマステラ神奈川相模原の8番MF田中陽子【写真:Football ZONE web】
ノジマステラ神奈川相模原の8番MF田中陽子【写真:Football ZONE web】

2018シーズンは悔しい黒星発進も「後半攻めていたし、潰されなかったところは進化」

 なでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)の2018シーズンが3月21日に開幕し、1部ノジマステラ神奈川相模原は浦和レッズレディースとのアウェーゲームで0-2と敗戦。開幕黒星スタートとなったが、MF田中陽子はチームの成長に手応えを覚えつつ、「怖い選手になりたい」と自身に課題を課した。

 立ち上がりこそボールを握ったノジマステラだったが、前半16分にミスを突かれて先制を許すと、その4分後にも失点して序盤で2点のビハインドを負ってしまった。それでも、反撃を狙った後半は浦和Lを押し込み、後半20分にはショートコーナーから田中が左足で正確なクロスをゴール前に供給して決定機を迎える。MF高木ひかりのヘッドはDFに惜しくもクリアされたが、その後も懸命に攻撃を仕掛け、後半は7本のシュートを放った。

 最後まで得点を奪えず、0-2で開幕戦を落としたが、田中は悔しさと同時に初の1部昇格で挑んだ昨季との違いも感じたという。

「去年は攻められる時間が長くて、(試合を)支配されているなという感じ。でも、今日は後半ずっと攻めていたし、裏を狙って潰されることも少なかったところは進化だと思います。相手も『とりあえず(流れを)ひっくり返そう』みたいなことを言っていました。ゴール前まで行けていたところはあったので、その次の段階として得点だったり、シュートまで行ければ、去年よりもパワーアップかなと」

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