「それしか考えていなかった」 浦和Lの猶本、なでしこ開幕戦で注力したこととは?

守備のスイッチ役としての仕事を意識

 実際、ノジマステラに押し込まれた後半は、猶本が随所に球際で体を張り、ボールを奪って攻守を切り替えるシーンが何度か見受けられた。守備面に話が及ぶと、「FWを生かす、あるいは繭さんを生かすための守備と声出しに8割とか、むしろ試合中はそれしか考えていないくらいのイメージでした」と言及。守備のスイッチ役としての高い意識を明かしている。

 なでしこジャパン(日本女子代表)に招集されている猶本は、中2日の24日にリーグ第2節(日体大FIELDS横浜)を戦い、その後は代表に合流して4月1日に親善試合ガーナ戦、そして6日からは2019年の女子ワールドカップ(W杯)フランス大会の出場権を懸けたアジアカップに挑む。

「レッズと代表では求められることが少し違う。代表でのプレーもできるようにチャレンジしつつ、レッズではゴールに向かうパワーを出していくのを忘れないように、バランスよくやっていきたいですね。(スケジュールは)大変ですけど、コンディションを崩さないようにしたいと思います」

 攻守で進化を遂げようとしている猶本の2018年から、目が離せなくなりそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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