デ・ブール弟がモウリーニョを“口撃”した兄の発言を釈明 「フランクが言いたいのは…」
発言を受けてモウリーニョ監督は「プレミア史上最低監督」と猛反撃
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督から「プレミアリーグ史上最低の監督」との称号を与えられた、クリスタル・パレス前監督のフランク・デ・ブール氏について、弟のロナルド・デ・ブール氏が批判から庇う発言をしている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じている。
アヤックスで実績を残したものの、インテルとクリスタル・パレスでシーズン初頭で解任される失態を演じていたフランク氏は、同局の放送においてユナイテッドにおけるモウリーニョ監督のFWマーカス・ラッシュフォードの起用法を批判した。するとモウリーニョ監督は「いくつかのコメントを読んだよ。プレミアリーグ史上最低監督、フランク・デ・ブールのコメントをね。7試合で7敗、0ゴールだ」と猛反撃(実際には4戦4敗で解任)。さらに「もし彼(ラッシュフォード)がフランクに指導されていたら、負け方を学ぶことになる」と言い切った。
ロナルド氏は、兄のフランクがモウリーニョ監督に対して無礼な振る舞いをする意図があったわけではないと釈明している。
「監督には、それぞれに哲学があり、若手を成長させるにも違った手法がある。これは正しいか間違っているかではなく、全てが尊重されるべきなんだ。フランクは、モウリーニョに対して大きな敬意を持っている。フランクが言いたいのは、アヤックスのようなクラブならば、ラッシュフォードが2試合ほど拙いプレーをしたとしても、その次のゲームでもスタメン起用されるということだ。何よりも、今のユナイテッドには(アレクシス・)サンチェスが加わって、彼がプレーする機会が失われるということだ」
口喧嘩をさせれば世界チャンピオン級の強さを誇るモウリーニョ監督の、虎の尾を踏む形になってしまった兄を必死で庇った。モウリーニョ監督に「プレミアリーグ史上最低監督」とバッサリ切られたフランク氏だが、弟の援護射撃を受ける形になった。