アザールの“偽9番”継続をチェルシー監督示唆 批判招くも「ある場合には適している」
起用法を巡りチーム内に不協和音も、コンテ監督は一つの選択肢と明言
チェルシーのアントニオ・コンテ監督は背番号10のベルギー代表を“偽9番”として起用しているが、結果につながらずチーム内に不協和音も生じている。しかし、イタリア人の闘将は「チームに適しているのであれば」と前置きした上で、今後も継続していく考えを明かしている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
チェルシーにはスペイン代表FWアルバロ・モラタや1月の移籍市場で加入したフランス代表FWオリビエ・ジルーといった純然たるセンターフォワードに適したストライカーが所属している。しかし、コンテ監督は最前線にサイドアタッカーのアザールを据える戦い方を積極的に採用している。
しかし、4日のマンチェスター・シティ戦では上手く機能せず、0-1で敗戦。試合後にはアザールが「3時間プレーしてもボールに触ることができなかっただろう」などとチームの戦い方に苦言を呈していた。
チェルシーはリーグ戦2連敗中で、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権を懸けた“トップ4争い”から遅れを取って、5位に位置している。コンテ監督の手腕に疑問を投げかける声も出ているが、現地時間10日にクリスタル・パレスとの対戦を控えるなかで、指揮官が注目のシステムについて言及した。