王者の運命、節目の記録、古巣対決… 2018シーズンJ1開幕節9試合の見どころは?

25日はACL出場クラブが登場、川崎の運命は…

 開幕節最終日となる25日の日曜日には、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に出場する4クラブが登場する。

 昨季リーグ王者の川崎は、ゼロックス・スーパーカップとACLを合わせて公式戦3連敗スタート。その悪い流れを止められるのかが最大の焦点だ。ジュビロ磐田戦は、FC東京から2季ぶりに復帰のFW大久保嘉人にとって出場すればJ1通算400試合出場の節目。チームは昨季最多得点の攻撃陣が噛み合わない戦いが続いているが、仕切り直しの勝利でリーグ戦をスタートしたいところだ。一方の磐田は、名波浩監督の下でJ1の3年目。昨季は6位にまで躍進し、チームの完成度は高まっている。、元日本代表MF中村俊輔のセットプレーが火を噴くか、やはり大きな分岐点になるだろう。

 そして、昨季2位の鹿島は清水エスパルスとの対戦になる。清水は昨季残留争いに巻き込まれたところからの逆襲を期すも、大きく選手が入れ替わっており、ヤン・ヨンソン新監督の下で、まずは土台作りからのスタートになる。対する鹿島は、今季から10番を背負うエースFW金崎夢生の得点力に期待が懸かる。主力にほとんど出入りのないオフを過ごしたが、ドイツから復帰した元日本代表DF内田篤人がどれだけのプレーを見せられるかは、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督も注目しているだろう。

 そして、セレッソ大阪と横浜F・マリノスの一戦は、元旦の天皇杯決勝のリターンマッチになる。公式戦2勝1分でスタートしているC大阪は、MF清武弘嗣の負傷離脱を新加入のMF高木俊幸がどこまで埋められるかが前半戦の鍵だ。また、横浜では元日本代表DF中澤佑二が40歳の誕生日に迎えるバースデー・マッチ。オーストラリア代表をワールドカップ進出に導いたアンジェ・ポステコグルー新監督による「アタッキングサッカー」も仕上がりが気になるところだ。

 

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