“J1覇者”の川崎、“ACL王者”浦和に6-3と快勝! 大久保復帰の攻撃陣が2本目に爆発

沖縄で“豪華なトレーニングマッチ” 45分3本の1本目は浦和が2-1で制す

 昨季のアジア王者とJ1リーグ王者による“最も豪華なトレーニングマッチ”が沖縄で実現し、川崎フロンターレが得点力を見せつけた。3日に45分3本の形式で行われた浦和レッズと川崎の今季“初顔合わせ”は、3本トータル6-3で川崎が勝利した。

 双方ともに主力級を揃えた1本目は、浦和が効果的な試合運びを見せた。11分に、左サイドからMF武藤雄樹とのコンビネーションで抜け出したMF柏木陽介がクロスを送ると、ファーサイドで新加入のMF武富孝介が落としたところに走り込んだMF長澤和輝がボレーシュート。これがゴールポストを叩き、跳ね返りを武富が決めて先制した。

 川崎も24分にDF谷口彰悟がCKからヘディングで決めて追いついたが、浦和は28分に右サイドから武富とのコンビネーションで柏木が突破してゴール前に進出。丁寧なラストパスを長澤が押し込んだ。谷口が「アジアを戦い続けたチームで、球際の強さ、攻守の切り替え、寄せの激しさは他のJリーグのチームと全く違う」と話したように、川崎のパスワークを守備で寸断した浦和が1本目を2-1で制した。

 2本目に入ると公式戦を1週間後に控えた川崎と、3週間後の浦和とのコンディションの差が大きく現れ始め、川崎が得意の小気味良いパスワークで一方的にゲームを支配した。FC東京から1年で復帰のFW大久保嘉人は2本目から出場して2列目に入り、MF中村憲剛などとポジションを自在に入れ替えて浦和を翻弄した。

 

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