長友移籍で途絶えた「日本人の系譜」 イタリア1部、19年半ぶり日本人選手不在に
かつては最強リーグ、「欧州移籍=イタリア」
しかし、本田が今季開幕前にミランとの契約満了でメキシコのパチューカに移籍すると、この冬の移籍市場では長友がイタリアを離れた。セリエAで日本人選手がプレーする潮流は、中田のペルージャ加入から19年半続いていたが、長友の移籍によってついに“日本人の系譜”が途絶えた。
かつて世界最強リーグとの呼び声が高かったイタリアのセリエAだが、近年ではイングランドのプレミアリーグやスペインのリーガ・エスパニョーラに押されている。さらに、日本人選手の多くがドイツのブンデスリーガを選ぶようになったことで、その存在感は一層薄まっていた。
一時期は「欧州移籍=イタリア」というほどに日本人選手の目標となっていたリーグだが、今後また日本人選手がプレーする時は訪れるだろうか。
イタリアのセリエAでプレーした日本人選手は以下の通り。
三浦知良 (ジェノア/1994-1995)
中田英寿 (ローマなど/1998-2005)
名波 浩 (ヴェネチア/1999-2000)
中村俊輔 (レッジーナ/2002-05)
柳沢 敦 (サンプドリアなど/2003-06)
小笠原満男(メッシーナ/2006-07)
大黒将志 (トリノ/2006-08)
森本貴幸 (カターニャなど/2006-13)
本田圭佑 (ACミラン/2014-17)
長友佑都 (インテルなど/2011-18)
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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