サンチェスの移籍仲介で20億円超 UEFAが高騰する代理人ビジネスに上限設定へ

UEFAプロサッカー戦略評議会で代理人の仲介手数料をテーマに議論予定

 アーセナルでプレーしていたチリ代表FWアレクシス・サンチェスは、現地時間22日にマンチェスター・ユナイテッド移籍が正式決定した。この取引でサンチェスの代理人が1500万ポンド(約23億円)という高額の仲介手数料を受け取ったことが注目を集めているが、UEFA(欧州サッカー連盟)は選手の移籍金と同様に高騰を続ける代理人フィーに上限を定めることを検討しているという。英紙「デイリー・メール」などが報じた。

 サッカー選手の代理人が移籍の仲介手数料として手にする金額は、近年注目を集めている。2016年夏にユベントスからマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したフランス代表MFポール・ポグバは、移籍金8900万ポンド(約137億円)で当時の世界最高額を更新したが、その際に代理人のミノ・ライオラ氏は手数料として2400万ポンド(約37億円)を手にしたと伝えられている。

 今回のサンチェス移籍でも、代理人を務めるフェルナンド・フェリチェヴィッチ氏は約23億円もの大金を稼ぐと報じられている。

 このニュースを契機に再注目を浴びた仲介手数料の問題に、UEFAが動き出した。UEFAプロサッカー戦略評議会(プロフェッショナル・フットボール・ストラテジー・カウンシル/PFSC)のミーティングで、代理人の仲介手数料に上限を定めることを話し合うとした。

 

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