PSGが元レアル“10番”ディアッラを獲得 経験豊富な32歳MFを手堅く“ゼロ円補強”

チェルシー、アーセナルなどを渡り歩いた実力者 マルセイユでは酒井と同僚

 パリ・サンジェルマン(PSG)は現地時間23日、昨年12月にUAEのアルジャジーラと契約解除していた元フランス代表MFラッサナ・ディアッラを2019年6月末までの契約で獲得したことを発表した。過去にチェルシーやアーセナル、レアル・マドリード、そしてPSGの宿敵マルセイユでもプレーした実力者が再びビッグクラブへ渡ることになった。

 32歳のディアッラはそのプレースタイルから、元フランス代表のMFクロード・マケレレ氏の後継者として期待を集めた。チェルシーとアーセナルというロンドンの2大クラブを渡り歩くと、2009年には名門レアル・マドリードへ移籍。空き番号だった背番号1 0を背負ってプレーしたことも話題となった。

 ロシアでのプレーを経て、昨季までは日本代表DF酒井宏樹の所属するマルセイユでプレーしていたが、昨年2月に突如契約を解除。アルジャジーラへ渡ったが、そこも8カ月で退団して無所属となっていた。

 PSGは昨夏にブラジル代表FWネイマールを2億2200万ユーロ(約300億円)で獲得した影響などから、ファイナンシャル・フェアプレーへの抵触が懸念されている。選手の放出が噂されている一方、移籍金がかからずに獲得できるディアッラは格好のターゲットとなっていた。

 

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