元Jリーガーが会心の“トリックFK” 驚異の創造性に海外紙も称賛「最も奇抜なゴール」

サンベントが相手の隙を突く創造性を披露 マイコンの“トリックFK”で追加点を奪取

 フリーキック(FK)は蹴る精度はもちろん、フェイントや壁の駆使を含めて相手の裏をかく創造性が求められる。ブラジル国内最古のサッカーリーグであるサンパウロ州選手権で、“オトリ”の選手が不意を突いてシュートを放ち、見事にゴールを陥れる一撃が炸裂。海外紙が「オリジナル・キックオフ」「最も奇抜なゴール」と報じるなど、反響を呼んでいる。

 脚光を浴びたのは、サンパウロ選手権のサンベント対サンパウロ戦(2-0)だ。FWアンデルソン・カバロの先制弾でサンベントがリードを奪い、試合も終盤に突入。ペナルティーアーク右横の約20メートルの位置で直接FKを獲得した後半41分だった。

 サンベントはボール後方にキッカーが一人、そして壁の中に選手を置くすると同時に、2選手がボールの目の前に立った。壁の前の選手がキッカー役にボールを落としてシュートを放つのがセオリーの配置だが、彼らの選択は違った。外側に立っていたDFマルセロ・コルデイロはキッカー役の方向を向きながら、ノールックでペナルティーエリア内に横パス。隣に立っていたMFマイコンが素早く時計回りに反転して左足を一閃すると、綺麗な軌道を描いてゴール左隅に突き刺さった。

 

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