幽霊パス、空振り、よそ見… 「滑稽すぎるGKたち」の珍プレー集を海外メディア公開

ボールとペナルティースポットを勘違い クリアの瞬間にバウンドが変わって空振りも…

 ゴールキーパー(GK)は、ゴールマウスを守る“最後の砦”だ。当然、ピンチを防がなければいけないポジションでミスが起これば、直接失点につながってしまう。衛星放送「FOXスポーツ」オランダ版の公式ツイッターが、これまでに起こった“GK珍プレー”の動画を公開し、笑いを誘っている。

「FUNNIEST」(最も滑稽)の字幕とともに、最初に登場するのは、FW武藤嘉紀が所属するドイツ1部マインツの守護神ロビン・ツェントナーが、昨年11月のボルシアMG戦で犯した衝撃のキックミスだ。バックパスをトラップし、味方へパスをしようとするも、PKのキック位置を示すペナルティースポットとボールを見間違い、右足は空を切った。こぼれ球に寄せられたピンチはなんとか凌いだものの、ドイツ紙「ビルト」では「ファントムパス」と称されて話題となった。

 オランダはGKハプニングの宝庫かもしれない。1部からは、2015年2月のゴアヘッド対アヤックス戦が選出。1-1で迎えた後半43分、ゴアヘッドのGKミッキー・バンデルハートは、相手のスルーパスをダイレクトでクリアしようとしたが、左足でミートしようとした瞬間、目の前でバウンドが変わってまさかの空振り。ボールは後方へと転がり、そのままゴールネットを揺らした。この失点が響き、試合は1-2で敗れた。

 2部も負けてはいない。今季開幕直後の2017年9月、ゴアヘッド対カンブール戦は後半16分に“事件”が起こった。敵地に乗り込んだカンブールは1-0でリードしていたが、GKジェシー・ベルトラムズが枠外に外れると見送った相手のヘディングシュートがポストに当たってコースが変わり、ベルトラムズに当たってゴールに吸い込まれるというドラマが生まれた。記録上は相手選手のゴールだったが、オウンゴール級のダメージを受けたのは言うまでもないだろう。その後、カンブールが2点を奪い試合に勝利したことが、ベルトラムズにとってはせめてもの救いだったかもしれない。

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