C大阪が43年ぶり4度目の天皇杯制覇! 水沼の決勝弾で横浜FMを2-1で破り二冠達成

水沼は準決勝の同点弾に続く値千金のゴール

 そして延長前半5分、C大阪に決勝点が生まれる。左サイドからシンプルなクロスをファーサイドに送ると、横浜FMのGK飯倉が飛び出しながらボールに触れずに被ってしまう。すると、そこに走り込んできた水沼が角度のないところからヘディングシュートを決めて2-1と勝ち越した。準決勝で起死回生の同点ゴールを決めた水沼は、大会の終盤で2試合連続ゴールになった。

 延長後半に入ると横浜FMはMF前田直輝を投入して前線の枚数を増やして同点ゴールを狙ったが、C大阪は山村を最終ラインに下げ守備を固めて逃げ切り。C大阪が2-1で勝利を収めた。

 Jリーグが開幕しC大阪となってからは、これまで3度の準優勝が最高で初の栄冠となった。前身のヤンマー時代から通算すれば1974年度の第54回大会以来43年ぶりの優勝。これにより、C大阪はリーグ3位で出場権を獲得していた来季のAFCチャンピオンズリーグに天皇杯王者として本戦から出場することが決まり、リーグ4位の柏レイソルが出場権の繰り上がりによりプレーオフから出場することが決まった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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